唯一与えられたテーマは「つながり」万博記念公園のこの場所この借景もデザインの一部に取り込みたい。

東西南北にデッキで「つながる」共有の空間「Shearing Shed」

シェッドのデザインに悩み、抽象美術の純粋性を突き詰めた作品に影響された頃に立ち返る。

使ってみたかったコルテン鋼材、無機質な鉄を錆びさせる事で有機的な空間に溶け込ませる。

シンメトリックに配置するシェッドの間を蛇行する流れ。

柔らかくしなやかなカツラの木立が鉄のシェッドを待つ。

鉄のシェッドがやってきた。

夕日に映えるやっと形になってきた庭の全貌。

植物の植え込み。

風が抜けて心地良い。ちょっと一休み。

八月の一番暑い時期に始まった工事。完成の頃には秋めいた風に変わっていた。

中央を流れる水場。常滑の睡蓮鉢と赤ぼさ石の色合いの美しさ。

古大谷石の床面は、スライスして出てきたきれいな面と経年変化で苔むした古い面をバランスよく配置する。

職人さんの腕の見せ所。

ルエリアの紫の花がポツポツ咲き始めた。

この後はライムグリーンの天人草が白い花を咲かせてくれる。

何もない四角いスペースが五感に優しい憩いの庭に。

緑が身近にある事の心地良さを感じて欲しい。

Special Thanks

TrussBox<アイアンワーク> 庭屋萬造<造園工事> POL<木工事> 千代田農園<樹木> 向井産業<大谷石工事> 柴田庭石<赤ぼざ石> グローベン<流れシステム> style-G<造園工事>